マナー豆知識

スマートな名刺交換の方法

交換のマナーの前に、あなたはどんな名刺入れを使っていますか?結論から言うと、シンプルな革の2つ折りがベスト。名刺入れには、収納する以外に名刺を“載せる”役割もあります。本来は、もらった名刺を「名刺盆」に載せるべきなのを省略して、名刺入れで代用しているのです。そう考えると、表面に凹凸の飾りがあるものは、NG。また渡す前には、人数分の名刺を出しっ放しで持たず、名刺入れの折りたたみ部分に挟んでおくのがベター。そうなると、プラスチックや金属のものだと不便です。
 名刺を相手と同時に交換する場合は以下の手順で。渡すときは、左手のひらに名刺入れを持ち、右手で相手側に向けた自分の名刺を相手の名刺入れの上に差し出します。「名刺交換は両手で」と習った人は、片手で差し出すのに抵抗jがあるかもしれません。でも、相手を困らせないのもマナー。相手も名刺を持っている場合、名刺を両手で出されると受け取りにくいもの。お互いに片手で差し出すのがスマートです。受け取るときは右の図のように、左手の名刺
入れの上で右手を添えることで、両手でうける形になり丁寧。また自分が渡した位置より上で受ければ、相手への敬意も示せます。
 名刺はその人の「顔」。文字やロゴは顔でいうと目、鼻に当たるので、指で隠さないように。またもらった名刺は必ずへそより上の位置で扱います。来客の名刺を持ち歩くときも、相手の顔を扱うと考え、手を下げず両手で胸の辺りで持ちましょう。