☆ 敬語を使っても気持ちを込めなければ意味がありません。
敬語だけに頼らず“クッション言葉”で丁寧に伝えて。
働く女性なら、敬語の種類や正しい使い方はマスターしていることでしょう。ただ、使い慣れていることにより、心のこもらない話し方になっては逆効果。感情をこめて、笑顔を添えて相手への敬意を表しましょう。
また、丁寧さにこだわるあまり、敬語を多様し過ぎるのも考えもの。
ビジネスシーンでは基本的に丁寧語を使いますが、あとは相手を敬う尊敬語があれば十分です。さらに謙譲語を使って、必要以上にへりくだることはありません。自分についてはシンプルに話すのがスマートです。
より丁寧に相手に伝えたいなら、敬語だけに頼らず、クッション言葉をプラスするのも手です。クッション言葉とは、それ自体は意味を持たなくても、挟むことで印象が和らぐフレーズのこと。要望を受けてもらったときなどは、ちょっとしたことでも「ありがとうございます」「助かりました」と付け加える。お願いをするなら「恐れ入ります」「お手数ですが」など、言葉を足すといいですよ。特に「ありがとうございます」は、いくら付け加えても悪い気がしない魔法の言葉です。
続いて、誤った敬語の使い方でよくあるものをピックアップしてみましょう。
まず敬語は人間に対して使うもの。建物や車などの物やペットに使わないようにしましょう。
そして、最近多く取り上げられる敬語の間違い。
北海道から広がったとされる「よろし“かった”でしょうか」や「1000円“から”お預かりします」、「社長“の方”に伝えます」。あなたは使っていませんか?