2015年5月からスタートした札幌市「フレッシュスタート塾」は、昨年度に引き続き2年目を迎えました。
景気が幾分かよくなり、
学生の就職率も上がってきているようです。
とはいえ、首都圏ほど、良いわけではないと実感しています。
そして、就業意識・意欲の面で、まだまだ整理が出来ていない、と言う理由で、
一歩出遅れてしまっている学生も少なくありません。
今年で2回目のフレッシュスタート塾は、札幌市全体で90名の定員。
私が受け持った研修生は30名です。
私としては、座学の一月、時間数にして30時間程度では、
『教える』には時間が足りなすぎると感じています。
しかし、無給で通勤し、社会人基礎力を学ぶと言うよりは就職がゴールの研修生にとっては、
どうなのでしょうか?
もしかすると、不要なのかも・・・。
本日も模擬面接の様子が聞こえてきたのですが、
面接官「そのフレッシュスタート塾では、何を学びましたか?」
面接者「はい、ビジネスマナーやコミュニケーションです」
的な回答が圧倒的に多かったです。
裏で聞こえてきて・・・まあ、いつもこのような答えなのですが・・・。
私は仕事をしていく心構えや姿勢を熱く教えたのに・・・と、少々落ち込みます。
でも、回答を表現する彼らの瞳は、『仕事に取り組む姿勢』を伝えていたと信じましょう。
私の担当の座学は本日で終わりました。
皆に、一人一人にメッセージを贈り、握手。
最近は難しい子も増えてきているように感じますが、皆、すなおでいい子です。
強く、自分で道を切り開く若者へと、さらに成長していくことでしょう。
本当に、頑張って欲しいと思います。