井島先生のおシゴト日記+α

札幌大通り高校で

今年の最後の仕事は、21日から28日まで
札幌市の若年層就業支援・ジョブチャレンジプログラムの一つで、札幌市大通高校での5日間の就職活動のフォローアップの授業でした。
 
大通高校は単位制の教育と言う部分を活かし、外部講師の授業も取り入れるなど、社会に近い学校と言うコンセプトもあるようです。
(あくまでも、勝手に私の感じたこと、です)
 
今回の授業の対象は1年次から4年次の在校生なので、必ずしも受講者全員が就職活動を必要としているわけではありません。
 
そして正直、授業態度は、自分の学生時代とは違って、自由と言うか気ままというか、真面目ではありません(苦笑)。
 
この状況は、教える側としては少々戸惑うところなのですが、大事な事は、『私が講師として、今ここで誰に何を伝えるか』だと、冷静に自分に問いかける事にしています。
 
今回は、到達ゴールを
・人前で、人に対して自分の意見を言えるようにする
・言葉を十分に使わないとコミュニケーションはできないことを理解する
この2点に絞りました。
 
期間が短かったので十分な成果になったとは言いがたいのですが、
私は生徒たちが顔を上げて、明るい顔で話せるように変化していくのを見ているのが大好きです。
そして、本当に短時間で生徒たちは変わっていくのです。
彼らにしては、“小さな親切、大きなお世話”かもしれないのですが・・・(笑)
 
カウンセリングも行い、『先が見えてきました』という生徒がたくさんいます。
嬉しい反面、もっと早くに話しを聴いてあげたかったと、どこか胸がチクリとするのも本音です。
 
私には、大きなことはできないかもしれませんが、
これからも、『今、講師として、私は誰に、何を、伝えていけるか』を大切にしていきたいと思います。
2011.12.31