井島先生のおシゴト日記+α

北海道温泉観光地のホスピタリティ研修

【接客】と【接遇】の違いは何だろうか。

日本人ならではの気質の“思いやり”を大きく発揮するのが接遇だ。

思いやりとは、相手のして欲しい事をして欲しいようにしてあげること。

簡単そうで、できそうで、実際はなかなか難しい。

今年度は北海道の9か所の温泉観光地のホスピタリティ向上研修をさせていただいた。

北海道の温泉は素晴らしい。

外国人の行ってみたい温泉地の上位3か所に、北海道の温泉が2か所も入っている。

洞爺・登別だ。

外国の人から見ると、『温泉をイメージしやすい温泉』なのかもしれない。

鬼や地獄谷や熊。絵になる。

そして列車に揺られて旅を楽しみ、しかもJRの駅からそれほど遠くないところに現地がある。

食事はおいしい。海の幸も山の幸もあるのだ。

そう、北海道は自然や食材に恵まれている

だから北海道は、日本人の中でも人気ナンバーワンの都市だ。

でも、もっともっと魅力を増すことができる部分がありそうだ。

観光地の町づくりも必要だろう。

ホスピタリティの向上も必要不可欠だ。

いい素材・ものがあるからこそ、ホスピタリティで格差をつけられたら最強になるはず!

わかっていることだが、なかなか進んでいない部分がホスピタリティかもしれない。

ホスピタリティといえば、挨拶、言葉遣い、身だしなみ、お辞儀などのマナーを身に付けることでもある。

そして、『気配り』『おもてなし』『顧客満足』等のキーワードを理解していく。

そして私は、接遇・ホスピタリティとは、

その仕事に携わるスタッフが自分の仕事を楽しみ、その自分の仕事の楽しさや喜びをお客様に伝える・表現することだと考えている。

そんな思いが伝わりましたように。

全道9か所の温泉地で仕事をしている皆さんとお目にかかることができた。

【接客】と【接遇】の違い。

自分の仕事にこだわりの気持ちをもって望むことが【接遇】。

私はそう思う。