井島先生のおシゴト日記+α

「学ぶ」という姿勢

大学で、『秘書検定2級』の受験対策講座を受け持っている。
今年は11月11日に試験があるので、今日は模擬試験を実施。
 
残念な事に、対策講座を受講していた全員の参加は無く、半分以下だろうか。
ちょっと悲しい。
 
8月末に講座を行うので、実際の試験日まではどうしても時間が空いてしまう。
「しっかり過去問をやるように。最低でも3回以上!!」なんて激を飛ばしたところで
実際は馬の耳に念仏でしかない事は重々承知。
正直、8月末の対策講座の実施は善し悪しがありすぎる。
 
そんな中、約2週間前のこの時季の模擬試験は、モチベーションを上げたり、知識のフィードバックをしたり、また、慌てて受験勉強の計画を立てるのに、最適すぎるほど最適なのだ!!
 
でも、人が集まらない・・・・というか参加しない奴が多い。
 
秘書検定は不要? 
いや、世の中に不要な物なんてない!
 
秘書検定はつまらない?
いや、つまらなくても、重要だ!
 
大学生よ!ナニを学びたいんだろう?ナニを身につけたいんだろう?
親たちは、子どもを遊ばせるために大金を出して大学に行かせているわけではあるまい。
 
『学ぶ』という姿勢に、ついつい疑問を持ってしまう、今日この頃。
私も“ぼやく年齢”になったという事だろうか。
 
自分の姿勢で、『学び』は有意義にも無意味にもなる。
『学び』が自分を成長させるかどうかは、学ぶ内容以上に、学ぶ側の姿勢や想いが大きく関わる。
 
世の中の色々なことが重なって、若者にも生きにくい時代だと、メディアが言う。
でも、どんな時代でも、生き抜くのは人間だ。
18~22歳は、決して子どもではない。
どんなことも、自分に与えられた、またその中で自分が選択したことであるなら、進んでいく方法を判断し決断して欲しいと願っている。
 
たかが、4000円弱の受験料を払っただけの秘書検定かもしれない。
当日受けない事も選択だ。
でも・・・
決めたことを手に入れるために、責任を持てる人間になるのも選択肢ではないだろうか。
2012.10.27