井島先生のおシゴト日記+α

「働き方改革」とそれを支える「人間関係」 ~北海道電力 泊原子力発電所にて~

北海道電力 泊原子力発電所様で、講話をさせていただきました。

テーマは「ストレスをためない人間関係」です。

内容には「働き方改革」と「それを支える人間関係の創りかた」としました。

働き方改革、ワーク・ライフバランスなどと叫ばれて久しくなりますが、
実際に何が働き方改革で、何をするとそれが出来ていくのかについては
あまり説明がなされていないようにも感じます。
それでいて、
「働き方改革のために、何が出来そうか、意見を言って欲しい」などと、
社内でも無茶ブリされていることが多いのではないでしょうか。

一言で「働き方改革」といっても、制度や環境など、様々な側面があります。

今回の講話では、
・なぜ働き方改革なのか
・それによって何が変わるのか、また何を変えなくてはならないか
をお伝えすることにしました。

働き方改革は、「一億総活躍社会」に向けたチャレンジとうたわれています。
それによって、企業や、私たちの暮らし方を変えます。
つまり、日本の従来のビジネスの文化を変える事でもあるのです。

自分達の根本になっている『仕事の捉え方、社員間の考え方』を変えて行かなくては実現は不可能なのです。

ということで、
今回は人間関係にもつなげる必要があったため、
「互いが相手の“私生活”に対する思いやりを持つこが必要」と話しました。

そして、働き方改革の代名詞は「時短」「仕事効率化」とも言えるでしょう。

そのためには
、今まで以上に仕事を共有し、補完し合わなければ進みません。

さらに、そこには、今まで以上に自分の働き方を重視する同僚が存在していきます。
子育て中の同僚、親の介護で時間を取られる同僚、
老若男女は勿論、正社員・パート・派遣等々働き方の異なる人、

そして障害や難病の方も 居ます。

互いの現状と私生活に思いやりを持てなければ
「損した感」が生まれ、相手を責めてしまいたくなるかもしれません。

常日頃から“人を思いやれる関係”を構築しておくことが、
実は「働き方改革」を進めていくスタートラインだと、私は考えています。

そうすることによって、
報連相もスムーズにできるようになり、仕事の見える化・共有も容易になるのです。

「円滑な人間関係」はどんな場面でも、必要であり、むずかしい永遠の課題です。

なにか、北海道電力 泊原子力発電所の皆様の心にとどまりますように。

そして、
始めて泊原子力発電所の中に入らせて頂きました。
当たり前ですが、厳重な二重、三重のチェックがあり、緊張してしまいました。
社員の皆さんは、毎日出勤のたびにこの検査があるそうです。
人生初の経験でした。