札幌市主催の、『フレッシュスタート塾』は、名称も変わり、今年度の新たな札幌市の取り組みです。
昨年度までは、約半年間の『ジョブスタートプログラム』が類似の研修でした。
今年度は3か月と期間が縮小され、受入れ人数も4割減、座学も3分の1。
その分、札幌市が全参加者を対象として行う研修やカウンセリングが加わりました。
その『フレッシュスタート塾』の座学を、5月は担当させていただきました。
短期間で、時間が無いからこそ、明確にゴールを決め、研修生を成長させていこうと、
事務局の方々とも打ち合わせを重ねました。
連携して、同じゴールを目指していないと、この短い期間に、依然と同様の成果を出していくのは大変な事です。
私も、3週間のそれぞれの週末に向けてのゴールを提案し、
そこに至ることの出来る研修内容を考え実施しました。
私に与えられたのは3週間とはいえ、実質1週間程度の時間数です。
そんな中、研修生それぞれが刺激し合って、頑張りあって、
3週間で、顔つきが、とても“大人びて”きました。
発言も自信を持ち、そして何より、周囲や相手のことを考えた発言が出来るようになりました。
言いにくいことも、相手を想ったら、言えること、
そして相手を想うからこそ、励ましや、優しいことも、言える!
私の担当の最終日に、その両方を目にしましたが、
これが一番の、人間的な成長だと感じます。
初日は、「〇〇が苦手です」「〇〇はできません」の一点張り。
私はそれを裏返して考えるように、指摘します。
たとえば
「人前で話すのは苦手です」であれば「少なくとも、人の話は聞いて理解できる」こと。
「リーダーシップは苦手です」であれば「フォロワーシップで、リーダーを支えることはできる」と。
自分勝手な逃げ道なんてないという、厳しさを、授業のたびに伝えるようにします。
だからこそ、優しさも、思いやりも持てるのではないかと考えています。
さあ、彼らも、間もなく2か月間のOJTが始まります。
個性に合わせた、『いい働き方』をみっちり学んで、身につけてくれる事でしょう。
そこでも、勝手な逃げ道はないという事、それゆえの、自覚、自信と優しさ、思いやりを、
感じ、活かしてくれることと、信じています。
みんな、ファイト!!