林業の仕事をしている皆さんのなかでも「フォレスト・リーダー」という方たちのスキルアップ研修の一部を、ここ数年来担当させて頂いています。
・リーダーシップ
・コミュニケーション
を中心にした内容が私の担当です。
大きく内容を変更することはしていないのですが、
そうは云っても時代の変化や、雇用の変化、そして人の属性の変化も否めません。
その時々に合わせ、その時のフォレスト・リーダーさんの雰囲気にも合わせ、若干表現や例話を掛えて話します。
最近は若いフォレスト・リーダーさんも増え、20代から40代後半、仕事の経験は6~7年から十数年だそうです。
ということは、
感覚的な部分も受け入れてはくれますが、「根拠」にもこだわる世代かと考えます。
私の講義の内容は
「リーダーシップを発揮し、良いチームを創っていくには、人と人との心の交流でもある人間関係がそれを左右し、そのためにも常日頃からのコミュニケーションのが重要である」です。
ということで、
今回はダニエル・キム教授の「組織の成功循環モデル」と照らし合わせながら、、
・コミュニケーションの重要性
・指導力と指導法
・フォローの仕方とモチベーション
・早期離職を防ぎ、安定雇用につながるコミュニケーション
という組立で、話をしていきました。
ダニエル・キム教授も、「関係の質」を構築していくことを重視し、ここをベースにすることが
『成功循環』だと唱えています。
勿論、私はビジネス心理学が強みでもあるので、
各人にご自身のコミュケーションの現状をテストを通して把握してもらうところから研修をすすめます。
予測に反して(?)、フォレスト・リーダーの皆さんは、人の話を良く聞く、心優しい人が多いです。
10年も研修をさせて頂いていると、変化が見えます。
「最初の頃は無口な方が多かったけれど、最近は皆さん、コミュニケーション上手ですね」
というと、ご担当の方が
「この研修が定着してきていて、それぞれの職場にも定着してきたという事だと思います」
とおっしゃっていました。
とても嬉しい!
私は古いかもしれませんが、
やはり「企業は人なり」だと考えています。
人を創り、人を支え、人と共に発展していくのが会社だと。
この度も、ありがとうございました。