『職場の人間関係』は働いていれば、必ずぶつかる悩みの一つです。
本日発売の札幌の情報雑誌『poroco』の2月号の『ホンネにアンサー』のテーマでもあります。
先輩、上司、職場の雰囲気まで、8割の人が悩んだ経験がある、とアンケート結果も載っています。
いえいえ、人の『悩み』の9割以上が『対人関係・人間関係』といいます。
ビジネスを制するには、人間関係を制する者が勝つ!!とも言われるほど、大きな問題なのです。
私が企業人研修の講師をしており、そして米国NLP協会認定トレーナーとしてNLPを教え、カウンセリング等もしている事から、
この『職場の人間関係』というテーマの悩みに、回答させて頂きました。
『状況を客観的に捉えてみて。
嫌だと思う事について考え方を変えてみるのも一つの方法です』
限りある誌面の中で、とてもうまく編集していただいていますので、是非参考に読んでみてください。
コミュニケーションとは、二方通行といい、意思の疎通をしていくことが重要です。
二方通行そして意思の疎通をしていくには、自分の想いを自分が理解し、そのうえで上手にきちんと伝えることが大事です。
自分の悩みを分析してみると、客観的に考えることができ、モノの見方が変わり、思わぬ気付きがあり、楽になることがありますよ。
例えば、
具体的なお悩みに
「一から十まで指示しないと何も自分で考えられない後輩が増えてきた」というあきさん(30代女性)の職場の人間関係。
これは次のように、視点を変化させながら状況を分析します。
・一から十まで指示しないと何も自分で考えられない後輩の存在をしっかり把握している
・その後輩に自分は一から十まで指示して、動かしている。
・その後輩を動かすだけの、指示を的確に与える力が自分にはある
・でも、受身的な後輩に少々ムカついているが、本音を言えていない。
・「私に頼らないで、少しは自分で考えようとしなさいよ!」って言いたいのに、言えない先輩の自分にもムカついている。
・自分の言いたいことを『教える』時期に来ていることに、自分は気が付いている。
・後輩には責任を持って自発的に仕事をしてほしいと期待している自分がいる。
・でも、手を焼いていることも、ちょっと先輩ぽくって、悪い気分ではないかも・・・。
そうすると、自分がアクションを起こせば、解決できることを確信するはずです。
もし、解決できないとしたら、解決しない方が居心地が良いと感じているからかもしれません。それは依存、あるいは自己防衛と言います。
そして、
『傾聴』が重要だと考え、聴くことに重点を置いた方が良いと理解している人が少なくありません。
何のための『傾聴』かを抑えておかないと、ただ“だんまり”を決め込むようなもの。
『傾聴』は自分の想いを上手にきちんと伝えるために、相手と現状を分析するための五感を駆使しての情報収集です。
そうすると、相手の言いたいことや、言いたいけれど言えないでいることが、わかってくるのです。
そして、情報を整理したうえで、相手に伝わるように、自分の伝えたいことを伝えていくことが、実はコミュニケーションにおいて最も重要視したいことです。
2015.1.19