BLOSSOM通信

今、リーダーシップ研修でしなければならないこと

株式会社ブロッサムでは、リーダーシップ研修の依頼も多く受けています。

求められている事は、「リーダーとしての心構え」とか「リーダーとしてのマネジメント力アップ」等の割合が高いです。
現場力を高めたいという目的があると感じています。

私自身も、リーダーになった時、上記のテーマの研修には受講意欲が高まったものです。
但し、振り返ると、受講してそれを使ったというよりは、知識として知っておきたかったという、そんな内容でした。

さて、弊社のリーダー研修のカリキュラムは
1)「理念・目的・目標」の理解・共有 
2)メンバー相互の強い「信頼関係」を構築する
3)「情報」の共有がチームを創る
4)「質問力」が部下を育てる
5)すぐれた「リーダーシップ」と「フォロワーシップ」の考え方
というように、現場力を高められるように内容を組んで伝えています。

リーダー研修の対象者は紛れもなく、その企業が選んで任命した「リーダー」なので、
リーダーのレベルに達している人たちと考えています。
弊社のカリキュラムで更なる成長をして欲しいと、期待しながら研修をすすめます。

ですが、そんな中、実はこんな課題も良くお聞きします。

・部下に対するものの言い方が高圧的で、社内のクレームになっている
・いつまでたっても部下との信頼関係ができず、社内のクレームになっている
・上司に対してはわきまえた言動をしているが、弱い立場の者や女性には問題のある発言をするので、社内のクレームになっている

という訴えです。
この現状に目をつぶるわけにはいかないでしょう。

これらの社内クレームを起こすリーダーに共通する課題
【コミュニケーション力】【人間関係構築力】の不足です。

その項目は、普通であれば『ビジネスマナー』の「話し方」や「言葉遣い(敬語)」のカテゴリーで補えます。
この項目を入れると、リーダーの皆さんは、すぐに理解を示してくれます。
熱心にメモを取り、“良い言葉遣い”を頭に入れてくれます。

ところが、社内クレームは減らないのです。
ビジネスマナーは理解しても、自分のコミュニケーション力や、性格という他者への反応の仕方を理解できていないからです。
自分では理解できていませんが、他者にはそれがよく見えてしまいます。

それが社内クレームの原因です。
この社内クレームは人手不足の現状に、最も避けたい一撃です。

リーダー研修をさせて頂いても、このような課題が解決に向かわない時、
弊社は心理学から見た「自己理解」の研修を加えさせていただきます。

・自分が事象や他社にどう反応しがちなのか
・つい癖になってしまっている感情の癖はなにか(すぐにイラつく、すぐに大声を出す等々)
・自分の性格は周囲からどう見えているのか
等をテストを用い把握し、反省と成長につなげます。

昭和から平成になり、そしてもう平成も終わりを告げようとしています。
時代の変化は、素晴らしい成長や結果も与えてくれた反面、
今までの素晴らしい能力や技能の成長を妨げたり、あるいは後退させることもあったのかもしれません。

昭和の年功序列の良さは、知らず知らずのうちに人間関係とコミュニケーション(ものの言い方)が学べたことだと、懐かしく思います。

産業や経済はますます発展していくと思います。
それは非常に望ましいことですが、
足元が緩まないよう、何を強化していくか整理していくか、考えることが重要です。

社員研修をしなければならない時代が、「今」だとお伝えします。