BLOSSOM通信

社会人になったなら、まずは持ちたい「社会人としてのビジネスマナーの意識」

社会人になったなら、まずは持ちたい「社会人としてのビジネスマナーの意識」

2020年は、新型コロナウイルスの影響が大きすぎています。
4月に新入社員になったフレッシュマンも、全員が順調にスタートできたわけではありません。
私が新入社員研修をさせて頂いた企業も、リモートでの研修の日々が続くと言っていたのを思い出します。

最近は専門職・専門性にこだわる採用も多く、
「一般的な人としての常識」的なことを望まれるよりは「特化した仕事の能力」を優先されてしまう時代になったと感じていました。

ですが、こんな記事を発見。
見られる目線は「わが社の社員として対外的にどう映るか」というのはやはり重視されているのか、と私としては嬉しく感じた記事です。
https://president.jp/articles/-/35434

ここ2~3年は研修に行っても、
例えば、
・担当者も参加者も時間に遅れる
・新入社員がお客様扱いされることになれている(企業がお客様扱いをし続けている)
・休憩時間等は、すっかり自分たち中心のマナー・常識を優先している
等々、違和感を感じることが多々ありました。
そして、それが「今」なのかと、少々あきらめ気味の私もいました。
なぜなら「いろいろ言うとすぐにやめてしまうので、その部分は触れなくていいです、先生」と最初にくぎを刺されるからです。

さて、そんな中で目にした記事。
解雇された側には、もちろん言い分や反論があるのでしょうが、もっともな部分が浮き彫りにされていると思いました。

https://president.jp/articles/-/35434

おそらく普通に出社ができていたら、目につかなかった部分もありそうです。

服装は最近自由気まま状態で仕事をすることを許している会社も少なくありません。
プライバシーの問題もあり、就業時間中の自分だけが、評価の対象となる「自分」です。
上司がずっと部下を見ている時間もなかったでしょう。

それが、
パソコンを通して部下を見ると、
あまりに「会社員」をしている自分とのギャップを感じるのでしょうね。
服装、姿勢と態度、環境から見える私生活等々。

そして「君はマナーが悪い!!うちの会社には合わない!!」です。

この若者に悪者になってもらうとしたら、
会社の採用基準も「今ころかい!!」と突っ込みを入れたくなりますね。

時代は変わっても、企業である限り
「企業は人なり!!」だと私は考えているからです。

ただ、今回のような出来事の背景は、誰が悪いということではないと考えています。
「時代」の変化を、甘くなあなあに受け止めていると、こんなことにもなるのかと。

緊急事態宣言が収束されても、一気に元通りの生活になるわけではありません。
ビジネスも、今まで以上にシビアで真剣に取り組んでいかなければならない状況が出てくるはず。

上司も部下も、そして新入社員も、就活中の人も、
今一度、「一般的な人としての常識」をわきまえているか、から自分を見直すことも必要な時代に戻りそうです。

人が企業を創り、
そしてビジネスマナーが仕事力そのものです!!
「ブロッサムの想い」です。