BLOSSOM通信

物事は自分で敷いたレールの上を走る

私は研修の講師として、日々、受講生のモチベーションを上げるような話をするように心掛けている。
 
目標を持つことの大切さや、その証拠を五感で感じてみることが実現につながることを、伝える。
主体性を持って、自分の生き方は自分で決めていこう!と熱く語る自分がいる。
 
ところが、こと自分自身のこととなると、モチベーションはどこへやら、迷路に迷い込んでしまう事がよくある。
 
これからの自分の方向性に迷い、それまでのように、顔を上げて進んでいく気がしないときがある。
気持ちと行動が連動せず、気持ちがめいってしまいそうだ。
 
そんなときは、独りの時間を作って、考えてみることにしている。
 
「自分の命があと半年なら、いったい何をやらなくてはならないのか?」
これは、自分自身のミッションを考えるための問いかけの一つだ。
 
質問は、思考のスイッチになる。
自分で自分の現実をコントロールできなければ、先が暗闇になる。
 
落ち込むときは、『成功したら良いな』と考え始めているとき。それまでは『成功に向かって行動する』と云えた自分だったのに、ふと気付くと『〇〇できたら良いな』と他人任せの自分がいる。
それでは、出口どころが、次の入り口も見えてはこない。
 
自分のレールを敷くための質問がある。
・子供のときにどんな辛い事を経験したか?
・親とはどんな葛藤があったのか?
・今までどんな苦労をしてきたのか?
・その苦労にはどんな意味があったのか?
これらは何かの書物に載っていたと記憶するが、そんな質問を自分に投げかけてみた。
 
モチベーションをあげ、やる気をアップするのは
「〇〇をして、成果を挙げる!」というプラスに気持ちを動かす方法と「成果を挙げなければ△△になってしまう!」というマイナスを防ぐために気持ちを動かす方法とがある。
 
上記の4つの問いかけは、マイナスのトラウマに二度と陥らないためのものかもしれないが、私の今までの生き方には、もってこいの問いかけだった。
いや、これからの生き方にも必要だ。
喉もと過ぎた熱さに少々鈍感になりつつあることが、自分の『生きる』というレールを敷く作業を面倒がらせていたようだ。
 
物事は、自分で敷いたレールの上を走っていく。
自分の生き方に責任を持って、そして自分の進むレールは自分でしかなければ誰が敷いてくれるだろう。
 
自分の命が後半年なら・・・・
私は自分の生き方を貫き、それが誇らしいと言いたい、と思った。
 
そう、物事は自分で敷いたレールの上を走っていくのだ。
 
私のセルフモチベーションアップ法。
2010.11.14