BLOSSOM通信

“春”は新入社員が連れてくる

桜開花のニュースが届くと新年度もスタートです。

まだ桜が咲きそうにない札幌ですが、4月1日の入社式を終え社会人の意識を高めている方も多いと思います。

ブロッサムも4月は【新入社員研修】で多くのフレッシュマンのビジネスマナーや社会人意識の研修を担当します。

コロナのために規制されることも多く、特に声を出してのロールプレイングや、ケーススタディをグループで討議していくワークができない場合も少なくないという状況です。

聞いて、それをやってみて、少しずつ実感として理解していくことは、とても重要でそして効果的なものの覚え方です。

近年の若者は、賢く優れていると思いますが、だからこそ、体験させたい学習法です。

従来通りとはいかない部部はありますが、新入社員の皆さんが、主体的に自分の選択した仕事を仕事を通して成長していけるよう、いろいろ伝授したいと考えています。

第2週目は、札幌商工会議所の合同研修を含め3件、3週目以降も5社を予定しています。

さて、そんな2022年入社の新人は【新感覚の二刀流タイプ】とタイプ分けされたようです。

「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、大学・後半期にさまざまな活動制限を受けた今年の新入社員。インターンシップや就職活動を、対面とオンラインの2つのスタイルで二刀流のよ うにこなして、入社式を迎えた。しかし、就活中に職場の雰囲気や仕事に関する情報が得にくかったこともあり、入社後は、思い描いていたイメージと実際とのギャップにとまどいそうだ。」

と説明がありました。

実際に対面した感覚では、『常識的』。

悲しいことに声を発することをよしとされていないコロナの中なので、『おとなしい』と感じてしまうのですが、各人は自分の考えや意見があり、問われればきちんと伝えようとしています。

概ねこちらの欲しい答えを予測して答えてくれるという、空気を読む力もあると思います。

頭で理解することは慣れているのだとも言えそうです。

それをどのように行動へと変換していくかが今後の成長です。

残念なことに、学生時代もオンライン主流の今年の新入社員たちです。バイトを通しての世間を知る機会も、大きく減っていました。

頭でっかち、というか、現実を知らない妄想や期待感は大きいのではないかと考えられます。

本人たちの不安も小さくはないはず。

そのあたりを踏まえて育成・指導をしていく必要がありそうです。

桜はまだ先の札幌ですが、着慣れないスーツを着て、初々しさが漂う新入社員を見ると、

それが一番の“春”を感じます。