BLOSSOM通信

『BLOSSOM 講師養成講座』と私の講師のルーツ

私が今こうして、講師として仕事ができているのは、
生命保険会社に在籍していた当時、外部顧客である法人企業へのサービス提供のために、マナーインストラクターを養成していたことにあります。
私はその7期生だったと記憶しています。
 
全国から30人程度が研修所に集められ、1回一週間程度の研修を1年弱掛けて5回くらい集中合宿で学びます。
社内では地獄の研修と名づけられ、例えば、当日の宿題が出され、内容にOKが出るまでは寝せてもらえない研修でした。
 
インストラクターになるための研修ですから、その宿題は、翌日の20分間のマナーの研修のためのレッスンプランであり、台本です。
 
当時は全部手書きで、一字一句記し、ダメだしされると、それを全部消しゴムで消してはまた書き直しです。
20分の台本の文字の量はかなりで、しかも、台本でなければならなかったので・・・よくやったと思います。
しかもOKがでても、そこから本番に向けてのリハーサルです。
 
本当に、睡眠を忘れさせる、地獄の研修でした。
 
その頃私は、生命保険会社でも、職域開発室という部署に属していた事もあり、支社長は、積極的にこの法人サービスである『マナー研修の提案と実施』を取り入れました。
幸運な事に、私は全国の同期のインストラクターの中で最も研修を実践したとして(4月の新入社員マナー研修を3週間弱で26社)体験談を偉ぶって話した事を覚えています。
 
その後も、アドバンスコースの一期生として、さらに研修を受講させてもらう事ができ、研修の組み立てやプレゼンの仕方をより深く身につけるチャンスをもらいました。
 
これが天職にも感じている私の講師のルーツです。
よく頑張りました!GOOD JOB!
 
さて実際には、経験や職歴を活かして講師業をしている方が多いように感じています。
それも重要なことです。
 
私の考え方は、やはり講師としてきちんとした基本的な知識と技能があるべきだ、です。
国家資格ではないので、曖昧な部分なのですが、講師である以上、知識と技能は120%で備え、加えてそこに“人間力・人としての熱い想い”がなければいけないと思うのです。
 
そこで、「理想の講師は私が育成していくしかない!」という事で、BLOSSOMで講師養成を開催し始めました。
 
独自の協会BMIA(皆ブロッサムの卒業生)としては、現在HP上に4名の講師を紹介していますが、ほかに、東京の女性が関東で活躍していますし、一企業で5名の方が、その企業を代表する講師として活躍しています。
プロではなく・・という方はプロフィールを掲載してないのですが、卒業生も増えています。
 
そして今回も、一人卒業です。
卒業式は、レストランマナーの授業を兼ねています。
 
 
一生懸命学んでくれた彼女は、講師以外に、また大きな別の夢を持っているようです。
 
なんでもそうですが、独立して本業としてやっていくには、講師業もラクな仕事とは言えません。
 
ですが、きちんとした知識と経験の上に立った理論や思考や熱い想いを、多くの人に伝える事ができる喜びは計り知れないものがあります。
そんな講師としての充実感を大切にしてこれからも頑張って欲しいと願っています。
 

※ブロッサムでは講師養成講座を開講しております。
 講師業の夢や目標のある方は、是非ご相談ください。

2011.12.3