北海道、特に札幌の大雪は、雪に慣れていたはずの人々にも「大変だ」と感じさせるくらいのものでした。
大雪、コロナ、受験等々、気持ちがざわざわ落ち着かない今日この頃ではないでしょうか。
そんな時、
「あ~、何もしたくない」と思うことはありませんか?
何をするのも面倒で、やる気が起きない時というのは…、理由ははっきりしないのだけれど、そんなことってあるものです。
実は、「あ~、何もしたくない」という気持ちは、心が休みたがっているっていうサインですね。気づいてましたか?気づけてましたか?
だから『面倒だしやる気も起きないんだから、今日は休もう‼』って心を癒すことができると、本当は一番いいのです。
ところがね、なかなかこのサインに気づけていないのが、現状です。
誰もがスルーしてしまいがちなのです。
そして、私たちはこのサインに気が付かなくて、怠けてる自分を責めてしまうのです。
心当たりがあるでしょう。
体が疲れると、肩が凝ったりするので、リラクゼーションサロンで癒されよう、温泉でゆっくりしよう、とすぐに反応ができます。
ところが、心が疲れても、その疲れが目に見えないので、気づくどころかスルーしてしまうのです。
しかも、真面目な私たちは、
「こんなことで負けてどうするっ!」
「やればできる!」などと、自分に叱咤激励というムチを知らず知らずのうちに打ちまくっていたりもします。
ちょっと完ぺき主義なある人は、やらなければならないことが多くて、自分にそれを義務付けてしまっていて、疲弊してしまいます。
『やるべき』『しなければならない』と決めてることの中に、実は結構やらなくてもいいことが含まれているのに、やらないと気が済まなくなっている状態なのでしょう。
ちょっとポジティブなある人は、「まだ大丈夫」「やればできる」という思い込みが呪縛となってしまい、正直な心の叫び(疲れたから休みたい)を無理やり覆い隠してしまうことがあります。
一見ポジティブに見えますが、実はマイナス思考にはまっている状態です。
仕事では、「認められたい」「怠けちゃいけない」と真面目に頑張っている人が、疲れてる気持ちに気が付きにくいことが多いのです。
たしかに、頑張り屋で真面目な人にとっては頑張らない自分が許しがたいものですね。
そして、自分を許すも許さないも、認めることも認めないことも、決めるのは「自分」です。他人ではありません。
心の疲れを放っておいたら・・・・
心が休みたがっているサインを無視して自分を責め続けてしまうと・・・
落ち込んだり、自己嫌悪になったり、眠れなくなったりするから、要注意です。
コロナや大雪や交通の乱れで、思ったように行動できないと、現実は十分“休養”になっているはずなのに、なぜか気持ちが焦ったり、逆に、やる気が起きなくなってしまうことがあります。
体は休めても、心はまだまだ休めていないのかもしれません。
体の疲れと、心の疲れは別物。 健康でいるためには、自分の心の声もしっかり受け止めることを意識してみることが必要なのです。