5、6,7,8月と、嬉しいことに仕事があり、時間に追われるように動いていた。
一方で愛犬の死もあり、公私共々…バタついていた気がしている。
そして、私はこの“バタつき感”が性に合っている、と信じている。
頭の中の血管が切れかかるような、フラッとする日も実際にあるのだが、でも、忙しふりをしているのが、安心感があって好きだ。
さて、9月。
残暑がきびしく、今頃、私は夏バテ症状で、なんだかだるくてへばっている。
おかげさまで、微妙に仕事も隙間があり……楽だ。
だけど、私はこの“隙間”が嫌いだ。
いや、ある種の恐怖感がある。
母も、愛犬も、私の仕事の“隙間”を感じて、去って行った。
隙間のある時は、ろくなことがない。
そして、肉体労働者の私にとって、『ゆったりできる時間=貧困の始まり』と、若干大袈裟だが、そんな思いがよぎるのだ。
「稼ぐに追いつく貧乏なし、ってね」と、まだ小学生の私に、祖母はよく言ってたっけ。おお、私の思い込みになっているかも…。
そうそう、
7月頃から、事務所のプリンターの調子が悪い。
しかも、なんだかパソコンのメールのつながりが悪いと思ったら、電話まで通じなくなってしまった。
そして、とうとう、プリンターもパソコンも、私の隙間を感じて、崩壊してしまった。
隙間だらけの9月に、プリンターを二台も購入し、(一台は安物買いの何とかで、修理に出すことになり、再購入のハメに)、そしてパソコンも買い換えた。ああ、散財…。
まあ、起業して8年。
いろいろ、ガタが出てきても当たり前かもしれない。
そう言えば、私も…いや、まだまだ使える(笑)!
次から次と、壊れていく中で、いらいらしながらも、『見直し』の時期なのかと考えるようになった。
自分も仕事も、会社のあり方も。
そんな折、東京で不動産の仕事をしている息子から電話がかかった。
「もうじき、店長として店を任されるのだけど、今、部下が1人辞めると言ってきていて…。社長からは、部下を留めるのも力量だと言われるけど、どういうもんかな~?」という内容。
珍しく、頼ってくれたのかな?
彼のその背景には、人間関係や店舗全体の仕事量の問題等、いろいろあるようだ。
まあ、頼られても、考え結論を出すのは、彼しかいない。
「う~ん、アドバイスできるとしたら、こんなふうに考えてみると、何か気づけるかも。
まず、敢えて、それ(やってみようと考えていること)をしてみたら、どんなことが起きるか。そして、敢えてそれをしなかったら、どんなことが待ち受けてるか。行動してところではなく、行動を起こした先の、状況をしっかり考えてみて、自分が一致感を持てることをやってみるといいよ。どう?」
彼は「ふ~ん、わかった。参考になるわ」と言っていたが、どうしたのか。
私は自分がNLPを学んでから、『一致感』を大事にしている。
曇り空の様な気持ちではなく、スカッと晴天の気分を大事にしている。
そう・・・、息子に伝えたことを、実践している。
さて、私の“暇(仕事がない状況)”という“隙間”にポロポロ崩壊してくれた様々な機械たちは、私がもっと仕事を効率的にこなせるように、『買い替え』の時期を与えてくれたのだろう。
これに関しては、一致感OK!
では、ここ1~2年、一人でやってきた会社を、新しいOA機器を使って、さらに1人で黙々と頑張れ!ということなのだろうか?
う~ん、これは難しい…。
結局、バタついていて、何気に充実気分の時は、実は雑務やクライアントのフォローができず、かなり失礼極まりないことをしている。
私にはバタついているという言い分けはあるが、相手には、関係のないことで、信用まで失くしてしまいそうな時も事実ある。
この“隙間”というゆったりした時間に一致感を持ち、少し、これからのBLOSSOMの展開を考えてみよう。
そう言えば、ただただ走ってきた。
立ち止まることはしないが、今は足元をしっかり踏みしめ、確実に歩いていることを感じるようにするのがいいのかもしれない。
そう、努力と意思だけでは、動きに支障をきたす時が来る。
知恵を使う量も増やしていかなければ、いい仕事につながらない。
もの思う、秋かなぁ。
天高く晴天の秋空のような気分で進むために、私の未来と相談してみよう!
2012.9.18