弊社株式会社ブロッサムはビジネスマナーを基本として、社員教育をコンサルティングする会社です。
ビジネスマナーというと、イメージはやはり「新入社員」「部下」が対象でしょうか。
企業としては、新入社員や、部下が育ってくれることと企業の将来をリンクさせて考えるのだと思います。
そして、当然ですが、ビジネスマナーや新入社員研修の目的は
・ビジネスにおいて顧客に失礼の無いビジネスマナー(常識)を身に付けてほしい
・受身ではなく積極的に仕事の出来る社員になって欲しい
・指示待ちではなく、自分で考え、決断できる能力を持ってほしい
など、新人や部下の成長を期待し願っている想いが伝わってきます。
新入社員や部下が頑張ってくれたら、企業はよくなるのでしょうか?
はい、もちろんです!
出る杭をしっかり受け止めてくれる土壌があれば、企業は面白いように発展する可能性があります。
しかし、
出る杭を打ってしまうのであれば、人材も定着せず、企業の発展も見込めない状況になる可能が出てくるでしょう。
さて、世の中のクレームですが、
新人の言動に対するクレームより、中堅社員以上の言動に対するクレームが多いのをご存知でしょうか。
新人がうまく仕事を出来ないのは、当たり前のこと。成長の通過点です。
良識のある顧客であれば常識で考えられる範疇です。(悪質クレーマーは問題外です)
ある程度、ビジネスの常識も経験もある中堅社員以上に対するクレームをしっかりとらえて行かなくては、「お客様の声」にはなりません。
クレームの内容は、
よく言われることですが、商品等に対するクレームは少数且つ解決策が明確です。
最も多いクレームが【そのスタッフ(の言動)に対して】です。
つまり
「社内の問題は、上司(リーダー)にふさわしくない者が、その立場に君臨し、企業や部下の成長を妨げている」という事もありうるのではないか、という事です。
そして、クレームまでも引き起こす可能性が高いのが、リーダーという中堅以上の社員かもしれません。
しかし企業は人選をして昇格させます。
リーダーにふさわしいからリーダーなのです。
その人の「優秀な部分」をきちんと評価しているのですが、見方を変えると
「優秀に見えてしまいがちな部分」であることも否めないのです。
例えば
ヤル気があり、営業成績で優秀だった人は、実は自分の成績や評価を得ることが最優先で、チームワークなど不要だと考えていた人かもしれません。
優秀な人は自分と自分言動が基準であり、ベストなので、自分以下だと感じる相手には、否定的な言動を与えがちです。
素晴らしい統率力の裏返しは、様々なパワハラと類似し、相手にはそう伝わってしまうのも一つの事実でしょう。
・ビジネスにおいて顧客に失礼の無いビジネスマナー(常識)を身に付けてほしい
・受身ではなく積極的に仕事の出来る社員になって欲しい
・指示待ちではなく、自分で考え、決断できる能力を持ってほしい
など、新人や部下の成長を期待し願っている想いをつぶしてはいないか、一考しても良い時代なのではないでしょうか。
人材不足
早期離職
30年前であれば大きな問題で無いことが、今は企業にとって大きな問題です。
余力のある今、企業の核となる中堅社員・リーダーの育成に目を向けることが緊急かつ重要な企業の明日を考えるための優先順位だと、強く感じるこの頃です。
コーチングも、マネジメントも、仕事効率化も重要なテーマです。
そして、土台である『ビジネスマナー』があってこそ、それらが有効に働くのだと思いませんか。
更に、自分を見つめる『自己理解・自己の意識』が、ビジネスマナーを組み立てています。
ビジネスマナーは決して、新入社員だけが対象の研修テーマ・内容ではありません。