アメリカ トランプ大統領がアジアの国々を訪問している。
この度の日本訪問の様子を見たが、なんとなくトランプ大統領は私の常識と異なる。
何だか、“だらしない”のだ。
スーツのジャケットも体にフィットすることなく、前はボタンもかけず、はだけたまま。
トレードマークの赤いネクタイも、剣先がベルトのはるか下にある。
インターネットでもいろいろ言われているようだが、「俺流」??
一国の大統領までもが、そんな時代になったのだろうか。
多少の“新しい風”はトレンドと呼べるだろうが、マナーは考える必要があるはずだ。
私はイメージコンサルタントの資格を持っている。
今から14年も前に、国際イメージコンサルタント協会 東京チャプターの大森ひとみ会長(当時)に、「外見力」を学びに行った。
大森さんの著書を読み、興味が止まらなくなり、直接連絡をして、教わることができた。
そして、その延長線で国際イメージコンサルタントの資格取得のためにアメリカまで行った。
しかも、大森さんは男性のイメージコンサルティングも多く手がけ、男性のスーツのルールに詳しく、うるさい人だった。
イメージコンサルティングはアメリカの歴代大統領選とも大きく関係しており、
内面をいかに外面に映し出して多くの聴衆に伝えていくか、が勝敗を決めるカギにもなっていた。
ということで、
外国、特にアメリカは自分の外見について気にしているのだろうという、思い込みを持っている。
オバマ大統領も、知的に見える装いをしていたように記憶している。
私がイメージコンサルタントになった当時は、
「人は見かけが9割」という言葉がはやり、
就職も氷河期で、
いかに自分を“もっと良く見せるか”ということに人に関心が向いていたし、
“印象が重要”という意識も上がっていたころだ。
そして、スーツのルールは、ビジネスのマナーでもある。
・スーツの色は紺(青)かグレー
・大きさは、肩で決め、体系にフィットさせる
・ポケットには原則モノは入れない(名刺入れはOK)
・スーツの胸ポケットはチーフを入れるところ
・ネクタイの柄はビジネスでOKなのは無地、ストライプ、小紋、ドット、ペーズリー、クレスト、チェックの7つの柄のみ
・ネクタイの剣先はベルトの真ん中になるように
等々、ルールがある。
私は勿論、ビジネスマナーの中で、就職に向けたカウンセリングや研修の中で、
このスーツのスタイリングについて、熱く語る。
とはいえ、スーツ離れも男女ともに進んできているのを感じている昨今。
でも、スーツをきちんと着こなし、さっそうと歩くビジネスパーソンは、やはりかっこよくて、人望も厚く、仕事ができそうに見えるのは、私の妄想だろうか?
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