2008年06月30日
マナーで伝える『心』
ビジネスマナーのインストラクターをして、10年ほどになります。年数は経過してもまだまだ知識を蓄え、時代の変化にも対応していくことが必要で、日々勉強中です。マナーの基本は『心』。これは千利休の時代よりはるか以前から変わらないのではないかと思っています。私は「マナーとは」を伝えるときは、「マナーはあなたの心を伝えます」と話しています。そこで本日は、マナーで伝わる『心』についてお話します。
フリー百科事典『ウィキペディア』によると、心の語源はコル・ココルで、もともとは動物の内臓を指していましたが、現在は人間の目に見えないものを意味するようになったようです。昔の人は心が心臓にあると考えていて、心臓という命名や「胸の内」「ハート」が比喩的に心を指すのはその名残だといわれています。
さて、哲学者たちは、例えばアリストテレスは、「こころとからだはひとつであり、分離できるようなものではない」とし、デカルトは「心は心で物は物」と完全に分断する論法(「デカルト二元論」)を展開しています。皆さんはどのように考えますか?
マナー研修の打ち合わせ時に「マナーの型だけでも講義してください」と言われる事があります。BLOSSOMがお伝えしたいマナーではなくなってしまうので、生意気ですが、この申し出には首を縦にふれません。型を教えることは簡単なのですが、それでは応用が利かない。型だけ学んでも、本当にマナーで困った時に、またマナーを伝えたい時に、立ち往生してしまうのです。それでは時間をかけてマナーを学ぶ意味がないでしょう。
私はマナー研修の最後に「マナーで困ったら、自分の心に聞いてみてください」と付け加えることにしています。私たちの『心』の中には、気持ち・感情・人柄・性格・考え方・物の見方などが詰まっています。そんな『心』の中身が、表情や態度や言葉や声(語調)になって表現されるのです。『心』の表現が出来るようになると、思いやり、気が利き、対人関係を考え行動ができるようになります。これがビジネスマナーです。米国AICIのイメージコンサルティングを学んでからは、「ビジネスマナーはあなたの心が伝わり、あなたの人柄と仕事の評価にも繋がる」と力説しています。
いつもどんな時も、自分の『心』を大切に、また素直になっていたいですね。相手への心遣いもしっかり持てたら良いでしょう。“心の中身”を考えると、なんだか納得できますね。自分の『心』と対話することが必要です。
もう一つ、“表情は心を映す鏡”といいます。いつも明るくピュアな心で過ごせるようにしましょう。そして私は『心は人間を人間らしく振舞わせる事を可能にしている何か』と定義したいと思っています。
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井島惠子様、こんにちは。
BLOSSOM通信のコラムをいろいろ読ませていただいて、こちらのコラムも気になったのでコメントを投稿させていただきます。
「マナーはあなたの心を伝えます」を読んで、あぁなるほどって思いました。仕事上でもプライベート上でもマナーは大切なものですよね。私は、マナーって相手への思いやりやお礼っていう考えを持っていました。仕事上で相手に今日はありがとうございますっていう気持ちを込めて、失礼のないような態度で接しようとしたりしていました。ただ、いつもそういう風にできているわけではないので、もう一度考えてみようかと思いました。
マナーの講習とかいろいろあってそこで勉強できればいいですが、それまではコラムに書いてある、「自分の『心』を大切に」と「相手への心遣い」を意識して行きたいと思います。
BLOSSOM通信は元気になれるコラムでもありながら、迷った時に答えを導き出してくれるコラムだと私は思いました。
ありがとうございました。